新生活

前々から決まっていたことなのだが、これからしばらく日本を離れ海外の大学で研究生として生活することになった。海外に行くというのは不思議なもので、出発があと一か月以内に迫っているというのにいまいち自分が行くという実感がない。

でも、家で納豆を食べるとき、店でラーメンを食べるとき、牛丼を食べるとき、日本酒を飲むとき、冷凍たこ焼きをチンするとき、こうした生活の些細な出来事が、ふと、これから自分がこうした楽しみを享受できない世界に飛ばされてしまうことを実感させてくる。

彼らとしばらく会えない悲しみは筆舌に尽くしがたい。悲しすぎてまだ出発すらしていないのに「帰国したときは真っ先に松屋かラーメン屋に行く!!」という目標を既に立ててしまったほどである。

 

 

もちろん良いこともある

現地の生活費は諸々の団体に援助してもらって自己負担0円で過ごせる見込みなので、なるほどきちんと制度を活用できれば学生というのは大層便利な身分なのだなぁと最近はひしひしと感じている。おそらくこの先、自己負担0円の生活も海外の長期滞在も二度と経験できないのではないだろうか。

学部時代は同期たちとそりが合わず授業に出る以外は家に引きこもって全ての時間をオンラインゲームに費やしていた私だが、その4年間で得た海外プレイヤーとのチャット交流経験がいつのまにか自身の語学力の向上につながっていて現在海外留学まで成し遂げられているので、本当に人生何があるかわからないなと思う。一時期は大学を辞めることばかり考えていたが、なんとか続けていてよかったなと思う。

 

ネット上では「平成最後の○○」ということで、どちらかというと終わりに目を向けることが多いように思われるが、それに反して自分はこれからの新しい人生の始まりに目を向けて若干前向きに生活できるので少し恵まれてるのかな、とも思っていたりする。

 

 

 余談

ここまで沢山と抱負や近況を語ってきたが唯一の不安は進んできたキャリアに対してそろそろ自分の実力が追い付かなくなってきていることだ。ゲームのレート対戦みたいなもので自己のキャリアに応じて不思議と最近は高い専門性を有した研究者や海外のMaster,Doctorとお会いする機会が増えてきている。

彼らとは話している分には楽しいが、インドア出身の自分には仕事を進める速度や他者との交流が少ししんどくなってきた。ワークライフバランスについて、今一度考えてみる良いタイミングなのかもしれない。